韓国の二大キャリアの一つ、スターアライアンスメンバーのアシアナ航空で成田から仁川に飛びました。
成田ではSFCの特典を利用して、ユナイテッドとANAのラウンジをはしご利用してみました。その様子もあわせてお伝えします。
なお、搭乗の様子はYouTubeにアップしておりますのであわせてご覧ください。
項目 | フライト | 航空会社 | アシアナ航空(Asiana Airlines) | 便名 | OZ101 | 発地 | 成田国際空港(NRT) | 着地 | 仁川国際空港(ICN) | 機種 | A380-800 | 機体記号 | HL7626 | 出発時刻 | 予定13:20 実際13:28 | 到着時刻 | 予定15:50 実際16:07 | 所要時間 | 2時間39分 | 搭乗クラス | エコノミー | 座席番号 | 62A |
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チェックイン
約3年半振りとなった成田発の国際線フライト。コロナ渦の中で、こんな日が来ることをどれほど待ちわびたことか。ターミナルの前で嬉しさがこみ上げてくる。
第1ターミナル出発フロアはそれなりに賑わっていた。コロナ真っ最中の時に見た無人のフロアの光景が今でも目に焼き付いている。
成田空港の国際線旅客数の月別統計を見ると、先月2023年5月の速報値は約195万人、コロナ前の2019年5月は約298万人であったため、約65%まで回復してきている。ちなみに緊急事態宣言が出され厳しい水際対策がとられた2020年5月は僅か5万人であった。
アシアナ航空のチェックインはIカウンターで行われている。チェックイン開始は出発3時間前の10:20なので、しばらく時間つぶし。
今回はエコノミークラスの搭乗だが、スターアライアンスゴールドメンバーとなるANAスーパーフライヤーズカード(SFC)を持っているためビジネスクラス等の優先チェックインカウンターが使える。開始5分前時点でエコノミーカウンターはやや長い列ができていたが、優先カウンターは待つことなくすぐに手続き完了。
事前の座席指定では窓側は空いていなかったが、変更のリクエスト成功。1階席最後尾の窓側席にアサインされた。
さて、出発時刻まであと2時間以上あるが、早めに搭乗エリアに向かうことにする。これまたSFCの特権で保安検査場はゴールドトラックを利用できるが、一般レーンも空いていてスムーズに流れている。人手不足により各地空港でキャパオーバーによる混雑が発生しているとの報道もあるが、改善されてきているのか、あるいは単に搭乗客が少ない日なのであろうか。
ラウンジ
まず最初に向かったのはユナイテッド航空のラウンジ「ユナイテッド・クラブ」。障子をイメージしたのであろうか、和風の格子模様が印象的だ。
内部も格子が基調のインテリアデザインとなっている。かなり広いが利用者は数えるほどしかいない。
フードコーナーは中々充実している。なお、奥の方にも同様のコーナーがあるが、時間帯により一か所に集約される。
メインのホットミールは蒸しポテトのガーリックオイルと照り焼きチキン。他に点心などもある。
名物のカレーを頂く。ゴロっと牛肉が入った美味しいカレーだ。
続いて第5サテライトのANAラウンジに入ってみる。ユナイテッドのラウンジとは反対方向にあるためやや歩かなければならない。
コロナ前は常に混雑している印象があったANAラウンジだが、かなり空いていて驚いた。
かつては座る場所を確保するのにも一苦労であったのが嘘のよう。
フード類は以前と代わり映えしない様子。
名物のチキンカレーと豚骨ラーメンも健在。
奥にあるフードコーナーは休業中。コロナ前はあった握り寿司のサービスは行われていないようだ。
搭乗
さて、搭乗時間が近づいてきたので、搭乗口のある第4サテライトに向かう。ANAラウンジのある第5サテライトからは、あまり知られていない”秘密の地下道”が通じている。
延長300mの地下道を通って目的地に到着。なお、こちらにもANAラウンジがあるはずだが2023年6月現在閉鎖中なので利用できない。
搭乗口付近には大勢の乗客が待っている。かなり搭乗率は高そうだ。金曜日のお昼の便にこれほどの需要があるとはちょっと驚き。
12:40、搭乗開始予定時刻ぴったりに優先搭乗が開始された。
久々のA380搭乗だが、その巨大さに改めて驚く。
最後尾の席まで延々と通路を移動。シートがずらりと並ぶ様子は壮観だ。
無事に最後部座席に到達。改めて前方を見ると遥か彼方に乗客が乗ってくる様子が見える。
すぐ後ろには2階席への階段。ただし一般の乗客がここを通る機会はあまりないだろう。
搭乗が完了してドアクローズ。エコノミークラスの搭乗率は9割程度か。
定刻よりやや遅れて、13:28プッシュバック開始。雨模様の成田を後にする。
機内食
離陸30分後頃から機内食の提供が始まった。僅か2時間半程度の短距離フライトではあるが、やや簡易的ではあるが中々しっかりとした食事が提供される。
食事後はドリンクのサーブも。LCCとの差別化はしっかり図られている。
到着
食事後程なくして、早くも着陸態勢に。改めて日本と韓国の距離的な近さがよくわかる。
15:57、仁川国際空港に着陸。16:07、10番スポットに到着した。
イミグレーションに向かう途中に検疫があり、機内で配られた黄色い紙の「健康状態質問書」を提出する。特に症状等が無ければそのままパス。
ここまでは順調な行程であったが、その先のイミグレに並ぶ入国審査待ちの外国人の多さに卒倒しそうになる。この後ソウルから大邱まで列車で移動する予定なので早めに市内に移動したかったのだが、結局イミグレ通過まで約1時間もかかってしまった。巨大なA380が満席に近い状態で到着したので仕方が無い。
(韓国国内編に続く)
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