桂林からの帰路、上海浦東国際空港まで上海航空の中国国内線に搭乗しました。桂林両江国際空港の様子も含め、フライトの様子をお伝えします。
フライトデータ
項目 | フライト |
---|---|
航空会社 | 上海航空(Shanghai Airlines) |
便名 | FM9382 (MU9382) |
発地 | 桂林両江国際空港(KWL) |
着地 | 上海浦東国際空港(PVG) |
機種 | B737-800 |
機体記号 | B-1721 |
出発時刻 | 予定7:15 実際7:06 |
到着時刻 | 予定9:30 実際9:34 |
所要時間 | 2時間28分 |
搭乗クラス | エコノミー |
座席番号 | 47J |
はじめに
上海航空及び浦東-桂林線の概要は以下記事を参照のこと。
桂林両江国際空港は1996年に開港した民用空港。2018年9月にターミナル2が開業したばかりだ。従前のターミナル1は改装のため現在は閉鎖されている。
中国各地への国内線がメインの空港であるが、2019年10月現在、国際線は直行便4路線(仁川、台北、香港、クアラルンプール)、経由便(南寧経由バンコク)1路線がある。以前は南方航空の関西行直行便があったが、残念ながら現在は日本路線は無い。
チェックイン
5:35、夜明け前の桂林両江国際空港ターミナル2に到着。この時間まだ人影はまばらだ。早速チェックインの手続きに進む。
上海航空のチェックインカウンターは共用カウンター。ビジネスクラス等優先旅客用のB16カウンターだけ開いていたので、ここでチェックイン手続きを行う。カーペットの上で順番を待つのは少し得した気分。
今回はオンラインチェックインを行っていなかったが、5分ほどで手続きが完了した。
出発ロビーには特に何もなさそうなので、保安検査を受け搭乗エリアへと進む。
保安検査はスムーズに終了。搭乗開始時刻は6:35なので30分ほど時間があるので、搭乗エリア内を散策してみる。
ターミナルビルは”U字型”で国際線と共用。ショップや飲食店は数店あるが、まだ早い時間帯なので閉まっている店が多い。
唯一開いていたのは「桂林小吃街」という中華レストラン。外から除く限りでは客は見えない。
レストランの近くにラウンジがある。ターミナル2には国内線・国際線各エリアに1箇所ずつラウンジがあるが、この国内線ラウンジは6:30営業開始とのこと。
ターミナル内の至る所に写真のようなモバイルバッテリー貸出機がある。QRコード決済でデポジットを預ける必要があるので外国人には敷居が高い。
搭乗
機内へ
搭乗開始時刻となったので204番ゲートに向かう。場所は”U字”の先端部なので少し歩かなければならない。
搭乗便は上海浦東経由の長春行。中国大陸を南北に縦断する長距離国内線だ。
予定より少し遅れて6:42に搭乗開始となった。外はほのかに白んできている。隣のスポットには、ここ桂林をベースにする桂林航空の機体が駐機されていた。
シート
機種はB737-800、機体記号はB-1721。機齢5年の上海航空生え抜きの機体だ。
座席は3-3の横6列。シートピッチは比較的広い。
乗客はほぼ満席か、早朝便にもかかわらず搭乗率は高い。欧米系の観光客も多いのがこの路線の特徴。
出発
予定よりやや早い7:06出発。7:17、滑走路南側(RWY01)から離陸。一旦停止しないローリングテイクオフ。
離陸後20分でベルト着用サインが消える。分厚い雲の上に出ると朝陽が輝いていた。
機内サービス
しばらくして機内食のサービスが開始された。「桂林空港食品」のケータリング。メインは細切りのハムが載った”汁無しインスタントうどん”。炭水化物ばかりだが意外とボリュームがある。
到着
8:42降下開始。客室乗務員が念入りに安全チェックを行う。
南側から回り込み浦東空港にアプローチ。9:11、西側の平行滑走路(RWY35L)に着陸。
9:34、できたばかりの「南サテライト」135番スポットに到着。ほぼ定刻通りであった。
感想
2度目の搭乗となった上海航空。往路に引き続き概ね快適なフライトであった。
懸念された遅延もなく、ほぼ定刻通りであった。一時は問題になった上海浦東空港の混雑も、滑走路やターミナルの拡張などの施策により、遅延率も減少傾向にあるようだ。
「Flightradar24」のデータによると、到着・出発とも同空港の平均遅延時分は日本の空港と大差ない。台風の影響もあってか、本記事執筆時点では逆に羽田・成田の平均遅延時分が増大してしまっている。
近年の中国の交通インフラの充実には目を見張るものがある。人の動き、物の動きは経済の血液循環にとって不可欠だ。我が国日本も必要な社会的投資は惜しむべきではない。
コメント