香港航空で成田から香港まで行きました。その様子について詳しくお伝えします。
フライトデータ
項目 | データ |
---|---|
航空会社 | 香港航空(Hong Kong Airlines) |
便名 | HX609 |
発地 | 成田国際空港(NRT) |
着地 | 香港国際空港(HKG) |
機種 | A330-300 |
機体記号 | B-LNT |
出発時刻 | 予定15:30 実際15:30 |
到着時刻 | 予定20:10 実際19:57 |
所要時間 | 5時間27分 |
搭乗クラス | エコノミー |
座席番号 | 11A |
はじめに
香港航空は、その名の通り香港を拠点とする中堅フルサービスキャリアである。現在は、中国の海南航空の傘下となっている。
日本には、成田、関西、新千歳、岡山、米子、鹿児島、那覇の7空港に乗り入れている。今回搭乗した成田-香港線は3往復/日の運航。
香港乗り継ぎで東南アジア方面への安いチケットがあるので重宝するキャリアである。また、ビジネスクラスに比較的安い運賃で搭乗できるのが魅力的だ。
チェックイン
おなじみの成田第1ターミナル。今回は久々に北ウイングからの出発。
成田の第1ターミナルといえば、慣れ親しんだ「スターアライアンス」のキャリアがそろい踏みする南ウイングのイメージが強く、北ウイングはマイナーなイメージがある。日系キャリアがいない「スカイチーム」の領域だからであろう。
今回利用する香港航空は「スカイチーム」には加盟はしていない。中国の海南航空の系列だが、海南航空自体は第2ターミナルを使用しているので、なんとなく仲間外れにされて隅に追いやられている感じがする。
出発ロビー内は大大大行列ができていた。まさかこの列に並ぶのかと一瞬青ざめたが、列は隣のカウンターの厦門航空のものであった。安堵。
香港航空は奥のEカウンター。こちらもそれなりの行列ができていたが、すでにインターネットチェックインを済ませていたので、程なく専用のカウンターで手荷物を預けることができた。ネットチェックインは必須だ。
荷物を預け身軽になったところで、早速保安検査と出国手続きに進む。
搭乗
機内へ
搭乗口は第1サテライト11Aゲート。昔の成田の面影が残る円盤のような搭乗サテライトだ。
搭乗開始時刻は14:50の予定であったが、折り返しとなる便の到着が遅れたのか、15:00頃から搭乗が開始された。機体中の座席の前後によりゾーンA~Cの三段階に分かれていて、ボーディングパスに表記がされている。自分は機体中ほどのゾーンB。それぞれ並ぶ位置が異なっていて、機体後方の座席(ゾーンC)から順番に搭乗が始まった。
シート
機種はエアバスA330-300、香港航空の主力機種だ。エコノミーは2-4-2の横8列。シートは同社のイメージカラーである赤色。
やや古いが機内エンタメも装備されている。シートピッチも狭くはない。運賃はLCC並みに安いが、一応フルサービスキャリアだけあって、設備はそれなりに充実している。
この機体、B-LNTは2016年にシンガポール航空から転属したとのこと。経年9年弱でやや古さが目立つ。エンタメコントローラーのコードの外装が破れ、中の電線の被膜がむき出しになっていた。
出発
15:30、定刻に出発。離陸のためA滑走路(RWY34L)に向けて移動開始。北ウイングからA滑走路まではそれほど遠くないはずだが、離陸まで30分以上かかった。
16:08離陸。一旦停止しないローリングテイクオフ。
搭乗率はおおよそ8割程度。まだ春節の休み前なので、もっと空いているかと思ったが意外と混んでいる。ほとんどが中国系の旅客と思われる。
機内食
17時を過ぎてから、機内食が配布された。あっさりとした味付けの白身魚がおいしい。機内食で大福餅を食べたのは初めて。
到着
揺れもなく順調に飛行するが、偏西風の風上にむかっているので速度が遅い。機内エンタメのフライト情報によると、だいたい時速670~720km程度だった。夏なら4時間を切る飛行時間であるが、季節柄5時間以上かかってしまうのは仕方がない。
それでも、到着予定時刻よりやや早く、現地時間19:51(日本時間20:51)、香港国際空港RWY07Lに着陸。19:57に216番スポットに到着した。
感想
機内食などの機内サービスはまずまずのレベルであると感じた。運賃の安さを鑑みれば上々である。
ただ、機体の古さが気になってしまった。同社の主力機種であるA330の平均経年は約8年であり、中古の機体も多い。たとえ古くてもメンテナンスだけはしっかりしてほしい。
新鋭のA350 XWBの導入も進んでいるが、現時点では主に長距離の北米線に投入されているようだ。機会があればぜひ搭乗してみたい。
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