【2022年10月】航空搭乗記:タイ国際航空 ビジネスクラス 名古屋→バンコク

航空

コロナ渦後、約2年10ヶ月振りとなった海外旅行は、スターアライアンスのビジネスクラス乗り比べの旅となりました。目的地はタイ・カンボジア、ANAのスターアライアンス特典航空券を使い3キャリアを乗り継いで2泊4日1夜行の弾丸ツアーです。

トップバッターはTGことタイ国際航空、エコノミークラスには過去何度も搭乗していますが、同社のビジネスクラスは今回初体験となりました。

なお、搭乗時の動画をYouTubeにアップしてありますので、あわせてご覧ください。

フライトデータ

項目フライト
航空会社タイ国際航空(Thai Airways International)
便名TG645
発地中部国際空港(NGO)
着地スワンナプーム国際空港(BKK)
機種B777-200(ER)
機体記号HS-TJV
出発時刻予定11:00 実際10:57
到着時刻予定15:00 実際14:54
所要時間5時間57分
搭乗クラスビジネス
座席番号14K

イントロダクション

タイ国際航空(THA/TG)は、タイ王国のナショナルフラッグキャリアとして、日本をはじめ世界各地に国際線を就航させている、東南アジアを代表する航空会社の一つ。

航空連合は、日本のANAと同じ「スターアライアンス」に加盟している。

名古屋(セントレア)・バンコク線は搭乗日時点では週5日の運航であったが、日本路線需要の回復に伴い10/30から毎日運航に増便となっている。

Online Flight Booking | Flights to Thailand & More | THAI
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チェックイン

セントレアを利用するのは沖縄に飛んだ2021年12月以来、その時はほぼ無人であった国際線エリアも徐々に活気を取り戻しつつある。

国際線出発ロビー

TGのチェックインカウンターはFカウンター。エコノミークラスのカウンターは長い行列ができていた。今日の便は満席に近いのであろうか。

TGチェックインカウンター

ビジネスクラスのカウンターでチェックイン。この便は本来はフルフラットのスタッガードシートを装備したA350-900による運航の予定で、快適シートを楽しみにしていたが、何と古い機材に変更されたとの案内が。。。残念。

更にラウンジ閉鎖中とのことで、2,000円分のミールクーポンが発行される。ラウンジ利用もビジネスクラスの楽しみの一つであるが、こちらも残念。

無事チェックイン完了。ワクチン接種歴などコロナに関する質問は無かった。搭乗開始予定時刻の10:25まではまだ1時間以上あるので、荷物を預けて身軽になった体で空港内を散歩してみることにする。

国内線エリアはそれなりに混雑している様子。コロナ渦前の本空港は国内線と国際線の旅客数はほぼ半々であったが、2022年度上半期においては国際線は国内線の10分の1以下となっており、現状は国内線メインの空港となっている。国内線の保安検査場では長い行列ができており、全国旅行割が始まったこともあってか国内航空需要の堅調さがうかがえる。

しかし、4階の飲食店、物販店エリアは閑散としている。閉鎖している店舗も多く、以前の賑わいが戻るまではもう少し時間がかかるかもしれない。

4階イベントプラザ

展望デッキに出てみると、これから搭乗予定のB777-200ER(機体記号HS-TJV)が目の前に見える。TG日本線の機材といえばA330や今は無きA380、B747のイメージが強いが、777に乗るのはこれが初めてかもしれない。経年15年の機体はTGの中では最古参の部類に入る。

B777-200ER(HS-TJV)

出国

保安検査場、イミグレともガラガラであっという間に通過する。免税店が並ぶ出国後エリアも閑散としていて、まだまだ国際線に乗ることは”特別なこと”という雰囲気が残っている。

閑散とした出国後エリア

想像通り、ラウンジへ向かうエレベーターはベルトパーテーションで封鎖されていた。更に、発着便数が少ないため12~18番ゲートへの通路も閉鎖。ちなみにこの日セントレアから出発する国際線は僅か6便のみである。

ラウンジ入口
18番ゲート方面

出国後エリアで唯一営業していた飲食店は和食・軽食レストランの「海膳空膳」のみ。ミールクーポンは頂いているが、これから乗るビジネスクラスの機内食が楽しみなので食事はとらずコーヒーのみ頂く。なお、ミールクーポンはレストランのみではなく、土産物屋でも利用可能であった。

搭乗

機内へ

TG645便の搭乗ゲートは19番、イミグレに一番近い”特等席”だ。

19番ゲート方面の通路

搭乗開始時刻は10:30に変更となっていた。お子様連れなどの事前改札に続き、優先搭乗が開始される。

搭乗開始

777なのでボーディングブリッジは2台接続されている。いつもは左手に一瞥するだけのビジネスクラス専用の橋に進む。

機内に入り搭乗券を見せると客室乗務員が席まで案内してくれた。今回は個人的に一番落ち着く右窓側のK列の席。

席に案内

機内の様子

シートは2-2-2の6列。やはり最新の機材に比べれば若干の古臭さは否めない。

ビジネスクラスの様子

シートにはブランケットと枕、アメニティグッズが備え置かれている。シートのリクライニングは電動式で、倒すとほぼフラットになり就寝も楽だ。

シート

アメニティグッズはおなじみの”THAI”のロゴが入った丈夫なバッグに入っている。これは良いお土産にもなろう。中身は歯ブラシ、耳栓、アイマスク、靴下、消毒ジェル。

アメニティグッズ
アメニティの中身

出発

ほぼ定刻の10:57プッシュバック開始。エコノミーの様子は不明だがビジネスの搭乗率は3割程度と空席が目立つ。幸い隣の通路側J席は空席のため、1列独占の快適フライトとなった。

11:11、南側のRWY36から北に向けて離陸。右手下方に名古屋市街を眺めながら左旋回し、一路タイに向けて南下していく。それにしても今日はよく晴れていて青空が清々しい。

名古屋方面の景色

機内食

ベルト着用サインが消えた後、機内サービスが開始される。まずはミックスナッツとアペタイザー、ドリンクはシンハーをオーダー。ただここでナッツを全部食べてしまうとお腹が一杯になってしまうので、ほどほどにしておく。

ミックスナッツほか

その後11:40頃から機内食が配られる。まずはサラダから。パンは数種類から選択しサーブしてもらえる。

メインはビーフのマッサマン、香辛料が効いたエスニックな味で、とても美味しい。

メイン料理
マッサマン

続いてチーズとフルーツの盛り合わせ。すでに満腹状態なのでチーズの”濃さ”はややキツイ。

フルーツとチーズ

食事の片付けが終わるとミネラルウォーターが配られる。ビジネスクラスであっても”エコノミークラス症候群”にはなりえるので、機内での水分補給は大切だ。

ミネラルウォーター

バンコク到着約1時間前にはアイスクリームのサービスがある。ケータリング子会社”THAI Catering”ホームメイドのアイスクリームだ。

到着前のサービス
アイスクリーム

到着

着陸態勢に入り順調に高度を下げていく。天気も良好で特に揺れは無い。右手にスワンナプーム国際空港を見ながら一旦海上に出て南側からアプローチする。この空港の敷地面積の広さは世界第10位とのこと、改めてその巨大さに驚く。

スワンナプーム国際空港

久々のタイの大地に心が弾む。タイ時間14:47(日本時間16:47)、RWY01Lに着陸。

タキシング中に駐機スポットに”縦列駐車”している飛行機群が見えた。コロナによる需要減少に伴い運用休止となった機体であろうか。その中にA380の姿も。。。

A380

長らく建設中の第2ターミナルも工事は完了しているように見えた。こちらもコロナの影響で開業は時期尚早といった感じ。

第2ターミナルと運用休止中の機体群

14:54、D6番スポットに到着。ほぼ定刻の順調なフライトであった。

懐かしいタイの臭いを感じながら降機、ゲートから到着コンコースに出ると驚きの光景が。イミグレに向かう長蛇の列ができており、こんな様子では入国まで小一時間では済まないかもしれない。

イミグレの長蛇の列

ここでビジネスクラスの威力が発揮される。優先レーンが利用でき、一気にイミグレのカウンターに直行。ものの数分で入国審査が完了した。これはバンコク到着便でビジネスに搭乗する最大のメリットかもしれない。

無事荷物をピックアップし空港を後にした。

感想

機材の変更は残念であったが、快適なビジネスクラスの旅を堪能することができた。食事も美味しく、また客室乗務員の気遣いも素晴らしいと感じた。

しかし、何より驚いたのは、出発のセントレアと到着のスワンナプームの人の多さと活気の違いだ。スワンナプームは前述の通り入国審査に長い列ができるほど人が多く、また空港内の店舗もほぼフル稼働状態で、コロナ前の世界に戻りつつある。

日本は10月11日以降水際対策が大幅に緩和されたが、まだまだ日本への渡航は本格的な回復基調に乗ったとは言えない。一方、タイも10月1日から水際対策はほぼ撤廃されたが、それ以前も規制が比較的緩く、海外からの観光客も積極的に受け入れていた。

どちらが正解とは一概に言えないが、タイ国内でのコロナ感染状況は2022年春以降ほぼ落ち着いており、過去最高の感染者数を記録した夏の第7波、その後の第8波におびえている日本とは状況が大きく異なる。一つ言えるのは、人の大規模・広域的な移動が感染の爆発的な拡大に繋がるという明確なエビデンスは無い。

世界を旅することは、未知の文化を知ることであり、それが相互理解、ひいては世界平和につながる。こんな時代だからこそ、コロナを”正しく”恐れながら、世界中の人々の交流がより発展することを願ってやまない。

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