【2019年4月】房総半島路線バス乗り継ぎ旅(その2)バスと列車を乗り継ぎ白浜から鴨川へ

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海が見える路線バスシリーズ第2弾。今回は千葉県房総半島の先端部、館山・白浜・鴨川地域で路線バス1周乗り継ぎ旅をしました。その2として白浜~千倉~鴨川の海沿い区間を、バスと列車を乗り継いで旅をした様子をお伝えします。

【2019年4月】房総半島路線バス乗り継ぎ旅(その1)アクアライン経由高速バス「房総なのはな号」に乗車
海が見える路線バスシリーズ第2弾。今回は千葉県房総半島の先端部、館山・白浜・鴨川地域で路線バス1周乗り継ぎ旅をしました。まずは東京駅から房総半島の先端「野島崎」まで、アクアライン経由の高速バス「房総なのはな号」の様子をお伝えします。乗車データ項目データ事業者JRバス関東路線房総なのはな号便名なのはな5号乗車駅東京駅降車駅野島埼灯台口出発時刻予定8:20 実際8:20到着時刻予定10:51 実際10:51所要時間2時間31分運賃2,580円(ネット割+乗越運賃)基本情報概要東京駅から東京湾アクアライン経由で館山駅・安房白浜駅まで、高速バス「房総なのはな号」が運行されている。一部便は、館山駅から一...

乗車データ

項目 データ1 データ2
事業者 館山日東バス 鴨川日東バス
路線 白浜千倉館山線 館山鴨川線
乗車駅 安房白浜駅 和田浦駅入口
降車駅 千倉駅 鴨川駅前
出発時刻 予定12:35 実際12:35 予定14:24 実際14:25
到着時刻 予定13:01 実際12:58 予定14:50 実際15:00
所要時間 23分 35分
運賃 520円 540円

旅の記録

安房白浜駅の様子

ここ安房白浜駅は白浜地区の公共交通の拠点となっている。真新しい駅舎が目を引く。2017年に新ターミナルが完成したばかりとのこと。紀勢本線白浜駅と区別するため駅名に旧国名を冠称している。

東京行の高速バス「房総なのはな号」(JRバス関東、日東交通)をはじめ、千葉行高速バス「南総里見号」(日東交通、館山日東バス、ちばシティバス)、館山・千倉方面への一般路線バス(JRバス関東、館山日東バス)が発着する。

安房白浜駅舎

駅舎内には「つばめの窓口」と称する出札窓口があった。ここではJRバスの乗車券のみ取り扱っている。営業時間は9:00~13:10、14:10~17:15。中はベンチが並ぶ待合室になっており、自動販売機とトイレもある。

「つばめの窓口」
時刻表

乗降場は1~5番線まである。そのうち駅舎入口の裏側にある2番線は降車専用である。構内は、かつて車庫があったためかかなり広い。

房総なのはな号が発車する4番線
構内で休む各社のバス
構内全景

これから乗るバスは、館山日東バス「白浜千倉館山線」の12:35発千倉駅行。発車までまだ30分以上あるので駅前を散策。対面にある「食堂ことぶき」に入店する。千葉特産の「はばのりラーメン」をいただく。

はばのりらーめん

安房白浜駅から千倉駅まで路線バスに乗車

さて、発車時刻が迫ったので乗り場へ。千倉方面行は通りに面した1番線から発車する。発車2分前の12:33頃バスが入線してきた。中型のいすゞジャーニーKだ。

白浜・千倉間は一日11往復(うち5往復は更に館山駅まで直通)と、それなりに本数もある。

この区間は2005年まではJRバス南房州本線の一部であった。ちなみに32年前、JR発足時の1987年4月には一日32往復(+上り2本)もの便数があった。

1番線の千倉行バス
車内

12:35定刻に発車。バスは房総フラワーラインを東に向かう。安房白浜発車時の乗客は自分一人のみ。乗客の少ない平日昼時なので仕方がないが、これが現実だ。

しかし、途中で旅行客らしき年配の女性3人組が乗車。路線バスを使って旅行をしてくれる人がいてちょっとうれしい。

バスはやや内陸の道を進むので、海は水平線がちらほら見える程度だ。

白浜・千倉間の車窓

定刻より数分早い12:58、千倉駅に到着。バス乗降場は駅舎のすぐ横にあるので列車への乗換は便利だ。

ここから鴨川方面へは直通するバスが無いので、JR内房線の列車で途中の和田浦駅までワープする。

実は2019年3月15日までは、安房白浜から安房鴨川駅前を通り亀田病院まで行く「白浜亀田線」があったのだが、翌16日のダイヤ改正で残念ながら廃止されてしまった。

しかし、千倉駅で内房線列車との接続を重視した便設定となっており、バスと鉄道の連携で不便を解消しようとする努力がうかがえる。

なお、ここ千倉駅からも「房総なのはな号」の一部便が発着する。乗車券は駅内にある観光案内所で購入することができる。

千倉駅に到着
バス停と駅舎

内房線と和田浦駅周辺の様子

安房鴨川行列車(3135M)は13:10発車。この便も接続が良い。ただし、乗り換えた客は自分一人であった。

千倉から安房鴨川までは”外房”を走る”内房線”。このあたりは房総半島の鉄道で最も景色の良い区間である。

内房線3135M
海が見える車窓
まもなく和田浦

3駅、14分ほどで和田浦駅に到着。ここはホームから海の見える駅として知られている。

和田浦駅で下車
ホームからわずかに海が見える
跨線橋から

和田浦は古くから捕鯨で栄えた港。周辺には鯨料理店もある。

駅舎は国道から線路を挟んで反対側にあり、国道に出るには南に300m、5分ほど歩く。「和田浦駅入口」バス停は踏切を渡ったすぐの所にあった。

和田浦駅入口バス停

館山・鴨川間には、館山日東バスと鴨川日東バス(いずれも日東交通の系列)の共同運行路線「館山鴨川線」が走っている。運行本数は平日・土曜日6往復、日祝日4往復と、それほど多くはない。

次の鴨川方面行は14:24通過予定。まだ40分以上時間があるので、すぐ近くにある道の駅「和田浦WA・O!」に寄ってみる。

鯨の町らしく、鯨グッズが沢山。併設のレストランでは鯨料理も食べられる。珍しい「鯨肉まん」なるものを食べてみた。

道の駅「和田浦WA・O!」
鯨肉まん

バス停に戻るが、微妙に時間があるので海岸まで行ってみることにする。バス停の目の前にある道を2分ほど歩くとすぐに「和田浦海水浴場」に出る。ここは環境省の「快水浴場百選」に選ばれているとのこと。

和田浦海水浴場

和田浦から安房鴨川駅まで路線バスに乗車

14:25、ほぼ定刻通り鴨川方面行バスがやってきた。しばらく海沿いを走る。今回の旅の車窓のハイライトとなる区間だ。

鴨川方面亀田病院行バス
美しい車窓

しばし美しい車窓に見とれてしまう。しばらく国道128号線を走るが、途中から県道に入り、鴨川の名所、仁右衛門島の近くを通っていく。

乗客は地元客が中心と思われ、途中の停留所からも数名乗車してきた。

渋滞もなく順調に走ってきたが、鴨川市街地に入ったところで何と接触事故が発生。10分ほど運行が中断される。

15:00、定刻より10分遅れて鴨川駅前に到着。駅前広場ではなく少し離れた鴨川日東バス本社営業所の前が乗降場となっている。

鴨川駅前に到着
【2019年4月】房総半島路線バス乗り継ぎ旅(その3)バスとフェリーを乗り継ぎ鴨川から久里浜へ
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