9:00発の成田行きTW211便に乗るため、早朝、大邱中心部にある「中央路駅」から、都市鉄道(地下鉄)とバスを乗り継いで大邱国際空港まで行ってみましたので、その時の様子を詳しくご紹介します。
基本情報
大邱国際空港は直結する鉄道駅は無いので、バスかタクシーに乗る必要がある。
大邱に3路線ある都市鉄道(地下鉄・モノレール)から空港へ向かう系統のバスに乗り換える方法はいくつかあるが、そのうち最も使いやすいのが、今回紹介する、1号線の「峨洋橋駅(아양교역)」で乗り換える方法。
乗車体験記
1号線で中央路から峨洋橋へ
朝6時半すぎ、まだ人通りが少ない中央路駅前。ここから1号線の電車に乗ることにする。なお、付近にある「薬令市」バス停から、空港を経由する”401”系統のバスに乗ることも可能。
6時台の1号線は、概ね10分に1本の運行間隔。この時間帯は平日・休日とも本数は変わらない。「安心(안심)」行に乗車する。
次の発車は6:40。時刻表通りに電車がやってきた。
乗換駅「峨洋橋」は駅番号”137”。「中央路」からは6個目の駅。
10分ほどで到着。早速地上に向かう。
峨洋橋駅でバスに乗り換え
空港方面のバス停は2番出口が直近。なお、ホーム階から改札階まではエレベーターがあるが、この2番出口は階段しかないので、大きな荷物を持っている等の場合は注意が必要。
2番出口の目の前にバス停がある。ここは多くのバス路線が発着するが、このうち空港に向かう路線は、급행1, 101-1, 401, 팔공1, 팔공2の5路線。
バス運行情報表示器が設置されており、どの路線のバスが何分後に到着するか分かる。
峨洋橋駅から空港までバスに乗車
待つこと4分程度、6:58に”401”系統のバスがやってきた。この路線は大邱市内バスを代表する路線で、本数も多いので便利。
なお、すぐ後ろに”급행1”の赤いバスもやってきた。これは急行系統のバスなので、運賃はやや高いが早く到着する。同時にやってきた場合は迷わず急行に乗ることをお勧めする。
今回は敢えて”401”系統に乗る。”401”系統は青色のバスが多いが、このように緑系のバスもある。これは「新進自動車」の所属車。
運賃は、T-money等の交通カード利用の場合は1,250ウォン、現金払いだと1,400ウォン。交通カードは地下鉄からバス(逆もOK)に30分以内に乗り継ぐと、乗り継ぎ先の運賃は無料。
それほど混んでいないので、座ることができた。バスは琴湖江を渡ると、すぐに左折し川沿いを走る。左折を待っている間に、後続の急行にあっさり追い抜かれてしまった。
やがて正面に空港ターミナルが見えてくる。左折するとすぐに空港前のバス停に到着する。
7:09到着。バス乗車時間は約10分。バス停から旅客ターミナルまでは徒歩1分、目の前だ。
感想
中央路駅から空港までの所要時間は、乗り換え時間を含めても約30分程度。都市鉄道は渋滞の影響が無いので、時間にシビアな場合は最大限活用したい。
しかし、大きな荷物を持っている場合は、体の不自由な方は、峨洋橋駅での乗換がやや面倒であると思う。その場合は、空港に直通する系統のバスか、タクシーを利用した方が良い。
前述の通り、中央路駅付近にある「薬令市」または「慶尚監営公園」から”401”系統のバスに乗れば直通で行くことができる。また、急行の”급행1”系統も、程近い場所にある「2.28記念中央公園」から乗ることができる。
ただし、道路事情により所要時間が長くなる可能性もあるので注意が必要。余裕を持った移動を心掛けたい。
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