【2018年12月】駅探訪:東大邱駅と東大邱複合乗換センター

大邱市最大のターミナル、東大邱駅と複合乗換センターを探訪してみました。

はじめに

韓国第3の都市、大邱。空港の他に高速鉄道や高速道路といった高速交通網が整備され、同国の交通の要衝となっている。その一番の核となっているのが、今回訪れた韓国国鉄「東大邱駅」と、隣接する巨大バスターミナル「東大邱複合乗換センター」だ。

いずれもここ数年で大幅な整備・改良がおこなわれ、まさに大都市・大邱の玄関口にふさわしい施設に生まれ変わった。交通モード間の連携モデルとしても注目を集めるこの大ターミナルの様子を探ってみたい。

東大邱駅

東大邱駅は、首都ソウルと釜山を結ぶ、韓国の主要幹線である「京釜線」と、同線に並行する高速鉄道路線「京釜高速線」、慶州方面に向かう「大邱線」の3路線が乗り入れる韓国有数の巨大駅。韓国の国鉄にあたる「韓国鉄道公社(KORAIL)」に所属する。

駅舎入口

駅の入口は数か所あるが、線路を跨ぐ道路に面した3番の入口から入ると、すぐ左側にきっぷ売場がある。自動券売機6台と有人窓口が5か所あったが、窓口は行列ができていた。自動券売機は現金と韓国国内発行のカードしか使えないので、外国人にとっては少々不便である。現金で購入を試みてみたが、この時は現金取扱機能が切り離されていたのか、受け付けてもらえなかった。

きっぷ売場

窓口にてこれから釜山に行くための乗車券を購入する。日本発行のクレジットカードもOK。散策の時間を確保するため、少し遅めの17:34発「ITX-セマウル」号の席を予約した。高速鉄道は明日乗る予定なので、あえて在来線の京釜線経由の列車にする。

韓国語が話せなくても、片言の英語と、日付・列車番号・駅名・人数等をスマホのメモで提示すれば簡単に購入できる。担当してくれた女性係員は外国人に慣れているのか、快く応対してくれた。自分も駅の出札で、日本語ができない外国人の対応を何度も行ったことがあるが、スマホの画面やパンフ・ガイドブックを使って、身振り手振りも交えていろんな方法で自分の意思を伝えてくるので、こちらも相手の意図を汲み取ろうと必死になる。

きっぷ売場は駅舎中ほどの待合室内にも設置されていて、こちらは空いていた。ただし、営業時間は9時から18時までとのこと。

待合室内のきっぷ売場

無事乗車券を手に入れたが、時間はまだたっぷりあるので駅構内をぶらぶら。飲食店やショップが多数入っていて賑やかだ。かつては比較的こじんまりとした鉄筋コンクリートの駅舎であったが、円弧状のガラス張りが特徴的な現在の駅舎に改築されている。なお、この東大邱駅の隣には”大邱駅”も存在する。位置的には後者の方が市外中心部に近く、歴史も古いが、現在は高速列車も停まる前者が市の代表駅となっている。

ホームに行ってみることにする。韓国の鉄道は、長距離列車と、「広域電鉄」と称される大都市の近郊列車は旅客案内上明確に区別されており、長距離列車は駅では改札が行われていない。そのため、長距離列車のみの当駅は改札口も無く、ホームへの出入りは自由にできる。ちなみに、「広域電鉄」は鉄道会社名ではなく、KORAILが運営する都市近郊鉄道システムの名称。現在はソウル首都圏と釜山都市圏で走っているが、もうすぐ大邱都市圏にも導入されるとのこと。

線路は1番線から14番線まである。路線・方面により発着番線が異なり、下の写真の7・8番線ホームは、京釜高速線(KTX・SRT)の釜山方面行下り列車が発着する。韓国の高速鉄道は、日本の新幹線のように在来線と明確に線路が分離されているわけではなく、当駅のような大きな駅は、構内が一体化しており、高速線から在来線への乗り入れ列車も多数運転されている。

7番線
8番線からKTXが発車。進路表示機に「고속(高速)」と表示されている。
複合乗換センター

次に、高速バス・市外バスが発着する複合乗換センターに行ってみる。東大邱駅の2番出入口と通路で直結されていて、非常に便利だ。かつては、バス乗り場は当駅周辺地域に点在していたが、2年前の2016年2月に、このセンターに集約された。建物は隣接する新世界百貨店と一体化している。

東大邱駅と複合乗換センターを結ぶ通路
入口

駅舎と同フロアの3階にバスのきっぷ売り場がある。各方面への発車時刻が電光掲示されており、本数が多く壮観な眺め。フロア内に飲食店もあり、乗車前の腹ごしらえにも便利だ。

バスのきっぷ売場
ハングルのみの時刻表
地下鉄

まだ時間があるので、都市鉄道(地下鉄)にも乗ってみる。東大邱駅に乗り入れる都市鉄道は1号線で、最初の区間は1997年に開業、東大邱駅に乗り入れたのは1998年である。「大邱都市鉄道公社(DTRO)」が運営し、同社は他に大邱市内2路線の都市鉄道を運営している。

何年か前に一度乗ったことがあるが、雰囲気は以前と変わらず、一昔前の日本の地下鉄といった感じ。

KORAILと都市鉄道の乗換口
コンコース
自動改札機
ホーム

乗車券はコイントークン式のシングルチケットもあるが、バスと同様T-moneyなどのICカードが便利。バスに(から)30分以内に乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ先の運賃は無料になる。交通モード間の連携が取れており、非常に良いシステムだ。

駅構内にはコインロッカーもあった。荷物を預けて身軽な状態で市内散策に出かけることも可能。

東大邱駅のロッカー
料金は2000ウォンからと、比較的安い
出発

予定通り、釜山に向けて出発する。あたりはすっかり暗くなってきた。

駅舎全景
クリスマスの飾り付けが美しい新世界百貨店
駅前の観光案内所

★「大邱の交通」をまとめました。高速バス全路線、市外バスの主な行先をまとめてあります。
https://shalis.net/database/daegu/

【関連記事】

【2019年6月】大邱市内バスで八公山・桐華寺に行く方法

【2019年6月】バス乗車記:光州から大邱へ豪華「プレミアム高速バス」に乗車

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です