日本のバス

スポンサーリンク
日本のバス

【2024年6月】深名線バスの旅

深川を名寄を結ぶJR北海道バスの深名線に乗車しました。1995年9月に鉄路廃線となったJR深名線の廃止代替バスとして誕生した路線で、現在も沿線住民の貴重な足として走り続けています。今回は、6月下旬の日曜日に深川から名寄に向けて全線を乗り通してみました。その様子を詳しくお伝えします。はじめに今から30年以上前になろうか、まだ北海道の鉄道が現在よりもはるかに”元気”であった時代、当時乗り鉄旅行者の強い味方であった「周遊券」を駆使して道内鉄路を乗り潰した中で、最も印象に残った路線は深名線であった。特別に車窓の景色が美しいというわけではないが、国鉄時代より日本有数の大赤字路線として名を連ねながらも奇跡...
日本のバス

【2024年6月】根室本線廃止区間(富良野~新得)代替バスの旅

2024年3月末限りでJR根室本線の富良野~新得間が廃線となり、4月よりバスによる代替輸送が開始されています。従来の様な廃止代替バス路線の新設ではなく、既存の複数のバス路線の拡充により利便性が確保されており、その方法が注目されています。今回は、新得から富良野に向けて、列車とバスを乗り継いで移動してみました。その様子を詳しくお伝えします。はじめに根室本線(滝川~根室)は、道央と道東を結ぶ鉄路の大動脈であるが、1981年10月にショートカット路線である石勝線(南千歳~新得)の開通により、起点の滝川から新得までの区間が”ローカル線”に転落、1990年には唯一の優等列車として残っていた急行「狩勝」が快...
鉄道

【2024年6月】バス代行輸送が続くJR米坂線の現状

2022年8月の豪雨災害により不通となったJR米坂線。2024年6月現在、今泉駅と坂町駅の間で代行バス輸送が続いています。今回、列車と代行バスを乗り継いで米沢から坂町に向かいました。その様子を詳しくレポートします。はじめにJR米坂線は、山形県米沢市の米沢駅から新潟県村上市の坂町駅を結ぶJR東日本の鉄道路線。営業キロは90.7kmで駅数は起点・終点駅を含め20駅ある。2022年8月、山形・新潟両県を襲った集中豪雨により、橋梁崩落や盛り土流出など計112ヶ所が被災する甚大な被害を受けた。以後、2年近く経過した2024年6月現在に至るまで、今泉~坂町間でバス代行輸送が続けられている。米沢から列車で今...
鉄道

【2022年5月】上田電鉄別所線・上田市路線バスQRコード決済を体験

公共交通におけるキャッシュレス決済は、JR東日本の「Suica」に代表される交通系ICカードが主流となっていますが、システム導入・維持に莫大なコストがかかることから、地方ローカル鉄道・バス路線への普及が進まない状況にあります。一方、買い物などではQRコード決済が普及しており、公共交通の世界においても一部で導入が始まっています。上田市では、2020年10月から官民連携のもと、QR決済システムを活用した公共交通キャッシュレス化の実証実験が開始されました。本格的な変動運賃制での導入は全国で初の取り組みであるとのことです。当初はバスから、2021年5月20日からは上田電鉄別所線でサービスが開始となりま...
日本の船

【2020年9月】三河湾の離島 篠島・日間賀島を巡る旅(その2)

「名古屋から最も近い島」として知られる、三河湾に浮かぶ篠島(しのじま)と日間賀島(ひまかじま)。知多半島と渥美半島から高速船を使って気軽に日帰り離島の旅を楽しむことができます。今回、渥美半島側から両島を通り抜ける形で知多半島に向かいました。風景と海の幸を楽しみながら、鉄道、バス、船を乗り継いで行く旅の様子を詳しくお伝えします。旅行記(続き)篠島散策僅か30分足らずの航海ではあったが、船を降りて島に足を踏み入れると、何となく遠い外国の地に着いたような気がする。非日常感が増幅される離島の旅の醍醐味だ。この篠島は、三河湾に浮かぶ面積0.93㎢、周囲6.7kmの島。全域が愛知県知多郡南知多町に属する。...
日本の船

【2020年9月】三河湾の離島 篠島・日間賀島を巡る旅(その1)

「名古屋から最も近い島」として知られる、三河湾に浮かぶ篠島(しのじま)と日間賀島(ひまかじま)。知多半島と渥美半島から高速船を使って気軽に日帰り離島の旅を楽しむことができます。今回、渥美半島側から両島を通り抜ける形で知多半島に向かいました。風景と海の幸を楽しみながら、鉄道、バス、船を乗り継いで行く旅の様子を詳しくお伝えします。基本情報概要島へのアクセスは、知多半島中部の河和港または南部の師崎港、及び渥美半島西端部の伊良湖港から、それぞれ「名鉄海上観光船」が運航する高速船の航路がある。日間賀島には西港、東港の2港があり、便により経由する港が異なる。各港間の所要時間及び運賃は以下の通り。表1 高速...
日本のバス

【2020年2月】東京駅と成田空港を結ぶ格安バス「エアポートバス東京・成田」に乗車

2020年2月1日から運行開始となった、成田空港の新しいエアポートバス「エアポートバス東京・成田」に乗ってみました。東京駅・都心と成田空港の間を片道1,000円で運行する格安バスです。運行概要、各乗り場での乗り方についてご紹介していきます。また、成田空港から東京駅まで実際に利用したときの様子もお伝えします。(注意)本記事は2020年2月時点の情報です。コロナ渦により運行状況等は大きく変化しておりますので、ご利用の際は最新の情報をご確認下さい。基本情報概要「エアポートバス東京・成田」は、東京駅(一部便は銀座駅ほか発着)と成田空港(第1・2・3ターミナル)を結ぶ高速乗合バス路線。以前はライバル同士...
日本の船

【2019-10】交通革命「志摩MaaS」体験旅行記(その2)

2019年10月から11月まで、二か月間限定で実施されている「志摩MaaS(マース)」第1回目の実証実験。「その1」に引き続き、旅の様子をお伝えします。旅行記(続き)定期路線バスで大王埼灯台から御座港へ大王埼灯台から再び三重交通の定期路線バスに乗り、志摩半島(さきしま半島)の先端部、御座港を目指す。12:44、ほぼ時刻表通りに御座港行のバスが来た。御座港行バス乗客は筆者を含めて4名。筆者以外は地元の方と思われる。バスは旧大王町の中心部を通り、再び国道260号線に入る。左手に海が間近に見えてきた所で右折、船越の集落に入っていく。船越浜付近集落内は狭隘区間となっており、小型車との離合も大変だ。大型...
鉄道

【2019-10】交通革命「志摩MaaS」体験旅行記(その1)

2019年10月から11月まで、二か月間限定で実施されている「志摩MaaS(マース)」第1回目の実証実験。10月最初の日曜日に、実際に利用して旅をしましたので、その様子を詳しくお伝えします。基本情報志摩MaaSとは「志摩MaaS」は、近鉄グループホールディングスと志摩市による新しい旅のスタイル。「志摩地域の近鉄の特急停車駅(鵜方駅・賢島駅)と周辺観光地を結ぶ、タクシー、バス、英虞湾舟運などの二次交通の利便性向上を図るとともに、新たな着地の観光体験やイベントを組み込んだ着地型旅行商品を造成し、志摩地域の観光地としての魅力向上を目指す。」と説明されている。この「MaaS」とは、”Mobility ...
日本のバス

【2019年10月】列車とバスを乗り継いで、西美濃 谷汲山の旅

暑さが残る10月最初の土曜日、岐阜県西美濃、西国第三十三満願霊場「谷汲山華厳寺」に列車とバスを使って訪れました。従前の「揖斐川町コミュニティバス」(9月30日限り廃止)に代わり、2019年10月1日運行開始となった「揖斐川町ふれあいバス 」の様子についてお伝えするとともに、廃線久しい名鉄谷汲線の思い出を巡ります。基本情報概要谷汲山への玄関口となる鉄道駅は、樽見鉄道の谷汲口駅または養老鉄道の揖斐駅。ここからバスに乗り継ぐことになる。両駅からは、2019年10月1日運行開始の定期路線バス「揖斐川町ふれあいバス 」(土日祝日)またはデマンド交通「揖斐川町はなももバス」(平日)を利用する。土日祝日土日...
スポンサーリンク