川路
かわじ
Kawaji
長野県飯田市
当駅の歴史は水害との戦いであった。急流の天竜川は、いわゆる”暴れ川”であるが、特に氾濫原にある当駅周辺は”川の路”の字の如く洪水常襲地帯で、1961年(昭和36年)6月の「三六災害」、1983年(昭和58年)9月の「五八災害」という2度の水害で駅が水没する事態となった。抜本的な治水対策により、2001年(平成13年)4月に盛り土整備された場所に線路移設が行われ、駅も東側に移転改築された。これにより当駅と時又駅の間の営業キロが0.1km短くなっている。
旧駅時代には木造駅舎があり、1971年(昭和46年)11月までは駅員が配置されていた。現在の駅は単式ホームにガラスタイル貼りの待合室がある無人駅。辰野方には横取り装置により分岐する保守基地線がある。
履歴情報
駅の開業・改廃
年月日 | 事由 | 駅名 |
---|---|---|
1927-12-26 | 開業 | 伊那川路 いなかわじ |
1943-08-01 | 改称 | 川路 かわじ |
路線・所属
飯田線 豊橋起点 117.5km
年月日 | 所属 |
---|---|
1927-12-26 | 伊那電気鉄道 |
1943-08-01 | 国有鉄道 |
1987-04-01 | 東海旅客鉄道 |