上田
うえだ
Ueda
長野県上田市
上田は、戦国時代の名将、真田昌幸が築いた上田城の城下町。この地名は千曲川段丘上の田という意味で、古くから千曲川の水害に悩まされてきた地である。
直江津から延びてきた官設鉄道は、1888年(明治21年)8月に上田まで開通、同年12月には軽井沢まで延伸された。当初の計画は段丘上の北国街道に沿ったルートであったが、当時の例に漏れず汽車の煙が嫌われ、やむを得ず千曲川氾濫原に線路が敷かれることになった。現在上田市が策定している災害ハザードマップでも、一帯は5m以上の想定浸水深域に含まれており、上田電鉄別所線の橋が崩落した2019年台風19号では当駅も水没の危機に直面したことは記憶に新しい。
1997年(平成9年)10月北陸新幹線長野開業、同時に信越本線軽井沢~篠ノ井間がしなの鉄道に移管され、JRの駅としては北陸新幹線の単独駅となっている。構内は相対式ホーム2面2線の簡素な配線で、列車の退避・追い越し、折り返し運転は不可能な構造である。
直営駅で、みどりの窓口及び指定席券売機が設置されている。貨物取扱は国鉄末期の1985年(昭和60年)3月1日に廃止された。
履歴情報
駅の開業・改廃
年月日 | 事由 | 駅名 |
---|---|---|
1888-08-15 | 開業 | 上田 うえだ |
路線・所属
信越本線 高崎起点 81.3km
年月日 | 高崎方 所属 | 新潟方 所属 |
---|---|---|
1888-08-15 | 国有鉄道 | |
1888-12-01 | 国有鉄道 | |
1987-04-01 | 東日本旅客鉄道 | 東日本旅客鉄道 |
1997-10-01 | しなの鉄道 | しなの鉄道 |
北陸新幹線 高崎起点 84.2km
年月日 | 所属 |
---|---|
1997-10-01 | 東日本旅客鉄道 |
関連情報
関連駅
- しなの鉄道 上田駅
- 上田電鉄 上田駅
- 上田交通 電鉄上田駅(1972-02-20廃止)
切符ギャラリー
入場券
![[切符画像]](https://shalis.net/koshu/wp-content/uploads/n_nn-uhe_01.jpg)