田中
たなか
Tanaka
長野県小県郡東部町(現 東御市)
官設鉄道軽井沢~篠ノ井間開通時に駅が設置された。当初の予定地は北国街道の宿場として栄えていた海野(うんの)宿のそばであったが、汽車の煙による火事を恐れた宿場関係者から猛反対があり、現在の位置に決定したいきさつがある。
ここ田中も北国街道の宿場であったが、1742年(寛保2年)の千曲川大洪水で壊滅的な被害を受け、宿の機能は補助宿として開設されていた海野宿に移っていた。
小諸と上田の主要駅に挟まれたローカル駅であったが、東部町(現在の東御市)の行政上の中心地であったことから急行列車が停車、国鉄末期には急行から昇格した特急あさま号の一部も停車するようになり、しなの鉄道移管時までみどりの窓口も設置されていた。
貨物営業は1982年(昭和57年)9月に車扱貨物廃止、以後は大協石油(コスモ石油)の油槽所専用線が残されJR貨物に継承、しなの鉄道移管後の1998年(平成10年)まで石油輸送列車が発着した。
履歴情報
駅の開業・改廃
年月日 | 事由 | 駅名 |
---|---|---|
1888-12-01 | 開業 | 田中 たなか |
1997-10-01 | 移管 | (しなの鉄道) |
線路名称・所属
信越本線 高崎起点 72.6km
年月日 | 所属 |
---|---|
1888-12-01 | 国有鉄道 |
1987-04-01 | 東日本旅客鉄道 |
1997-10-01 | しなの鉄道 |
関連情報
関連駅
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入場券
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