佐久海ノ口
さくうみのくち
Saku-Uminokuchi
長野県南佐久郡南牧村

海から遠い小海線にある”海”が付く駅名の一つ。古くからある地名で、八ヶ岳の山崩れで千曲川がせき止められ湖となった際、その入口に位置したことに由来する。現在は南佐久郡南牧村に所属し、当駅のすぐ近くに村役場がある。
1970年(昭和45年)11月時点では駅長以下5名、1980年(昭和55年)2月時点では駅長以下4名の職員が配置されていた。1981年(昭和56年)3月22日業務委託駅となり、1985年(昭和60年)3月に再直営化するものの、現在は無人駅となっている。有人駅時代には立派な木造の駅本屋があったが、2012年(平成24年)12月に現在の小さな待合所に改築された。正面に掲げられていた古い木製の駅名標は現在も受け継がれている。


かつてはホーム2面3線で行き違いが可能であったが、信号システム更新に合わせた設備スリム化により、単式ホーム1面1線の棒線駅になってしまった。使われなくなったホームの遺構が残されている。


貨物取扱は1978年(昭和53年)9月22日に廃止された。
履歴情報
駅の開業・改廃
年月日 | 事由 | 駅名 |
---|---|---|
1932-12-27 | 開業 | 佐久海ノ口 さくうみのくち |
路線・所属
小海線 小淵沢起点 39.4km
年月日 | 小淵沢方 所属 | 小諸方 所属 |
---|---|---|
1932-12-27 | 国有鉄道 | |
1935-01-16 | 国有鉄道 | |
1987-04-01 | 東日本旅客鉄道 | 東日本旅客鉄道 |