国鉄/JR 長野駅

長野

ながの

Nagano

長野県長野市

長野は善光寺の門前町。この長野という地名は、もともとは善光寺の南西、現在の長野市立図書館があるあたりの小地名であったらしい。1871年（明治4年）6月に北信濃地域の旧幕府直轄地などを治めていた中野県が当地に移転・県名改称し長野県が誕生。以後県都として発展してきた。

善光寺を模した仏閣型の駅舎（二代目、1936年築）が長年当駅のシンボルであった。北陸新幹線建設に伴い惜しまれながら解体、橋上駅となった。2015年（平成27年）の北陸新幹線金沢延伸を機に改装され「門前回廊」と称される大ひさしが特徴の現在の姿に生まれ変わった。

構内は在来線がホーム3面5線、新幹線がホーム2面4線となっている。かつては駅の南東側に長野工場及び長野機関区・長野客貨車区（後に長野運転所分所）が併設され、赤レンガの工場建物や転車台、扇型機関庫などの施設があったが、新幹線の線路敷などに転用され現在は跡形もない。

在来線構内は新幹線開業後に大規模な構内改良が行われ、旧1番線・2番線は廃止、旧3番線は新2番線となり、旧4番線は中間に車止めを設置して分割、高崎方は3番線、新潟方は4番線となった。

直営駅で、みどりの窓口、指定券券売機、駅たびコンシェルジュが設置されている。なお、在来線改札業務はJR東日本の子会社「ステーションビル MIDORI」に委託されている。

貨物取扱は1968年（昭和43年）10月1日に客貨分離が行われ、一般貨物は北長野に集約、以後専用線車扱貨物及び長野電鉄連絡貨物のみの取り扱いとなった。1970年（昭和45年）9月1日長野電鉄連絡貨物廃止、2009年（平成21年）3月に最後の専用線も廃止され、現在もJR貨物の車扱貨物臨時取扱駅であるものの、定期貨物列車の発着は無くなった。

履歴情報

駅の開業・改廃

年月日	事由	駅名
1888-05-01	開業	長野ながの

路線・所属

信越本線高崎起点 115.8km

←高崎
安茂里 (2.9km)

新潟→
(3.9km) 北長野

年月日	高崎方所属	新潟方所属
1888-05-01		国有鉄道
1888-08-15	国有鉄道	国有鉄道
1987-04-01	東日本旅客鉄道	東日本旅客鉄道
2015-03-14	東日本旅客鉄道	しなの鉄道